英語を話そうとして、単語は浮かぶのに語順がわからなくて止まってしまったことはありませんか?
頭の中で日本語を組み立ててから訳そうとすると、どこから言えばいいのか迷ってしまいますよね。
実は語順の悩みは、英語力の問題というより「日本語と英語の組み立て方の違い」を知らないことから生まれています。
そこでこの記事では、英語の語順がわからない原因と、文を組み立てる練習法についてまとめます。
この記事でわかること
- 日本語と英語で語順が違う本当の理由
- 「誰が・どうする・何を・どこで・いつ」の基本の順番
- 語順の感覚を身につける練習法
- 短い文から長い文へ広げるコツ
それでは詳しく見ていきましょう。
なぜ英語の語順がわからなくなるのでしょうか?
結論から言うと、日本語と英語では「結論を言う位置」が正反対だからです。
日本語は「私は昨日、駅で友達に会いました」のように、動詞が最後に来ます。
最後まで聞かないと、会ったのか会わなかったのかさえ分かりませんよね。
一方、英語はI met my friend at the station yesterday. と、主語のすぐ後に動詞が来ます。
つまり英語は「誰が・どうした」という結論を先に言い、細かい情報を後から足していく言葉なのです。
日本語の頭のまま英語を話そうとすると、「私は、昨日、駅で、友達に…」と情報を並べているうちに動詞が出てこなくなります。
これが「語順がわからない」と感じる正体ですね。
学校では「SVO」や「第3文型」といった記号で語順を習いました。
けれど記号で覚えても、話す瞬間にはなかなか思い出せないものです。
セブンシーズの受講生Sさんも、「日本語と英語の成り立ちの違いに気づいて、英語が身近になった」と話されていました。
違いを知ること自体が、語順の壁を越える第一歩なのでしょう。
語順は暗記するものではなく、「英語は結論から言う言葉だ」という感覚をつかむものなのです。
「自分は英語が苦手」ではなく、「組み立て方を知らなかっただけ」と考えると、少し気が楽になりませんか。
では、その感覚はどう考えれば身につくのでしょうか。
次の見出しで、基本の型を見ていきましょう。
英語の語順はどう考えればいいのでしょうか?
結論として、英語の文は「誰が→どうする→何を→どこで→いつ」の順に並べると考えてください。
この5つの箱を、左から順に埋めていくイメージです。
文型の記号を覚えるより、ずっと話すときに使いやすい形ですよ。
まず「誰が・どうする」で文の骨を作る
英語で最も大切なのは、最初の2つ「誰が」と「どうする」です。
I eat. / She works. / We went. のように、ここだけで文として成立します。
日本語では省略しがちな「私は」も、英語では必ず最初に置くのがポイントですね。
主語と動詞さえ言えれば、相手は「何の話か」をすぐに理解できます。
「何を・どこで・いつ」は後ろに足していく
骨ができたら、「何を」を足します。I eat breakfast.
次に「どこで」を足して、I eat breakfast at home.
最後に「いつ」を足すと、I eat breakfast at home at 7. になります。
日本語とは逆に、大事な情報から順に外側へ広がっていく形ですね。
「いつ」は文の最初に持ってくることもできますが、まずはこの順番を体に入れましょう。
この型を知るだけで、「どこから言えばいいか分からない」という迷いはかなり減ります。
もちろん最初は、頭の中で日本語を並べ替える作業が必要です。
でもそれは、語順の感覚が育つまでの一時的なステップにすぎません。
次の見出しでは、この型を使って語順を体に染み込ませる練習法をお伝えします。
語順の感覚を身につける練習法は?
おすすめは、日本語を訳すのではなく、「誰が・どうする」から順に英語を組み立てる練習です。
どれも机に向かわなくてもできるので、毎日の生活の中に取り入れやすいですよ。
3つの練習法を紹介します。
日本語を「結論から」に並べ替えてから英語にする
いきなり英語にせず、まず日本語の語順を英語風に変えてみましょう。
「私は昨日駅で友達に会った」→「私は・会った・友達に・駅で・昨日」という具合です。
この並べ替えができれば、あとは単語を置くだけでI met my friend at the station yesterday. になります。
日本語の段階で語順を整えると、英語にするときの負担がぐっと減りますね。
自分の一日を5つの箱で英語にする
今日の出来事を、「誰が・どうする・何を・どこで・いつ」の5つの箱で英文にしてみてください。
I drank coffee in the kitchen this morning. / I watched a movie at home last night.
自分のことなので単語を探しやすく、毎日続けても飽きません。
声に出して言うと、語順のリズムが耳にも残ります。
聞いた英語を5つの箱に分けてみる
映画や動画で聞いた短い英文を、「誰が・どうする・何を・どこで・いつ」に分解してみるのも効果的です。
文を作る練習と分解する練習を交互に行うと、語順の型が両方向から定着していきます。
練習を続けていると、「あ、英語は先に動詞を言うんだった」という瞬間が自然に増えてきますよ。
その積み重ねが、考えなくても語順が出てくる状態につながります。
次の見出しでは、短い文から長い文へ広げるコツを紹介します。
短い文から長い文へ広げるコツは?
結論から言うと、「長い文を作ろうとしない」ことが一番のコツです。
英語が話せる人も、実は短い文をつないでいるだけという場面が多いものです。
3つの段階で、無理なく表現を広げていきましょう。
まず2語・3語の文で言い切る
I’m tired. / I like coffee. / It’s cold. のように、短い文で言い切る練習から始めましょう。
短くても語順が正しければ、相手にはきちんと伝わります。
「もっと長く言わなきゃ」と思うほど、語順が崩れて止まってしまうのですね。
短く言い切る勇気が、話せる英語への近道です。
情報は後ろにひとつずつ足す
慣れてきたら、短い文の後ろに情報をひとつずつ足します。
I like coffee. → I like coffee in the morning. → I like coffee in the morning with my wife.
文の頭を変えずに後ろへ足していくので、語順が崩れる心配がありません。
これは英語が「結論を先に言い、後から情報を足す」言葉だからこそできる広げ方です。
2つの文をsoやbecauseでつなぐ
I was tired, so I went home early. のように、短い文を接続詞でつなぐと自然に長くなります。
長い一文を考えるより、短い文を2つ作ってつなぐほうがずっと簡単ですね。
「短く言い切る→後ろに足す→つなぐ」の3段階で、語順を崩さずに表現が広がっていきます。
一人で練習していると、自分の語順が合っているか不安になることもあるでしょう。
そんなときは、日本語で理由を説明してくれる講師に確認できると、安心して続けられます。
セブンシーズのオンラインで完結やり直し英語では、単語のイメージと語順を軸に、話すための英文法をマンツーマンで学び直せますよ。
最後に、この記事の要点を振り返りましょう。
まとめ
今回は、英語の語順がわからない原因と、文を組み立てる練習法についてまとめました。
この記事の要点
- 日本語は結論が最後、英語は「誰が・どうする」が最初に来る
- 「誰が・どうする・何を・どこで・いつ」の順に箱を埋めると迷わない
- 短い文で言い切り、後ろに情報を足していくと語順が崩れない
語順の感覚がつかめると、単語を並べるだけだった英語が「伝わる文」に変わっていきます。
学校英語でつまずいた方向けに、日本人講師がマンツーマンで教えるオンラインの体験レッスンも行っています。
気になる方はお問い合わせから、お気軽にご相談ください。



